よくある質問

Q 何故WARDと名付けましたか?

A 名称はWorld Association of Representatives for Descendants(世界子孫代理人会)の頭文字をとってWARD(ウオード)と名づけました。尚、このWARDには監視、守護、後見という意味があります。

Q WARDを設立した動機は何ですか?

A 1972年の国連人間環境会議(ストックホルム)以降、地球環境の悪化を防ごうと世界組織が動き出し、1987年に地球環境の深刻な問題と持続可能な開発の必要性を説いた報告書「Our common future<我ら共有の未来>」が環境・開発世界委員会から発表されました。これは未来に及ぶ「縦<世代間>の平等宣言」だと思い、人類史に残る画期的出来事だと思いました。そして、この「縦の平等」を進めるには、男女平等や人種平等運動で女性や黒人達が主張したように、侵される側から「残せ」「未来を奪うな」と要求する存在が必要だと考え、1992年の国連環境開発会議(地球サミット、Sustainable development)に合わせて、WARDを設立しました。

Q 他の環境NGOとの違いと関係は?

A 他のNGOは現代人(加害者兼被害者)の立場で環境を守り、子孫達にも「残そう」と活動しています。WARDは子孫(被害者)の立場で、子孫の代わりに、自分を含む現代人に「残せ」と権利を主張しています。因ってWARDはこれらのNGOに子孫達のために活動して下さるようお願いする立場にあります。

Q 他の平等問題との違いは?

A これまでは、今生きている人達の間の「横の平等」問題でしたが、WARDは子供やこれから生まれる人達との「縦<世代間>の平等」問題です。限りある地球で、今あるものを今いる人で分け合う「横の分配」にのみ終始すれば、未来と分け合う「縦の分配」のパイは小さくなり、「持続不能」になりますので、未来を保障するには、「縦の平等」運動をする必要があります。
又、他の平等問題と異なり、要求する側とされる側が同一です。会員は先ず自分自身と向き合い、子孫の視点で自らの生活行動を改め、次いで、周りを変えていきます。一人一人が変われば、全体も変わります。それには先ず私が変わることだと思います。

Q 未来を奪われている子供や若者の声を表に出すよう働きかけていますか?

A リオ・デ・ジャネイロの地球サッミトで12歳のセヴァン・スズキさん(カナダ)が世界のリーダーたちの前で行ったスピーチは大きな感動を与え、このメッセージは活字や映像で世界に広がりました。又、ヘレン・エクスレイさん(英国)の自然保護を訴える70カ国の子供たちの絵「美しい地球を汚さないで」は大人達の心を動かしました。日本では、細山田三保子さん(宮崎県)が、全国の小中学生から環境標語を募集し、このメッセージを子供達の歌とダンスのDVDで発信し反響を呼んでいます。この様な、未来を保障して欲しいと訴える子供達の声には力があります。WARDは3人にその都度感謝状を贈りましたが、このような活動に積極的に関わります。

© World Association of Representatives for Descendants:WARD:世界子孫代理人会